2016/3/9 (講演@山形大学)
3月9日に山形大学 基盤教育 英語FDにて「大学の国際化と英語教育」というお題で1時間ほどお話をさせていただいた。山形大学は私の前任校で,大学教員として初めて着任した大学であり,7年にわたり,先生方に鍛えていただいた。そもそも,着任した直後から,英語教育改革として習熟度別クラスやTOEICの導入などを他の先生方と協力してすすめ,英語FDというのも自分で提案し,他大学の先生をお招きする役もやっていた。その大学でお話しをするのは大変な名誉。
内容としては,広島大学での取り組みの紹介がメインとなったのだけれど,主に,「ターム制」および「学生の英語力向上の試み」をお話しさせて頂いた。「ターム制」については,現状では広島大学の教養教育としての英語科目では導入していないのだけれど,導入していない理由や問題点,今後,導入する場合の効果と問題点をまとめてお話しさせて頂いた。ちなみに,ターム制については,他大学で導入が進んでいるので,来年度は導入している大学に視察に行きたいと考えている。
「学生の英語力向上の試み」はカリキュラムの変遷,主に,6単位必修から8単位必修とした場合に,2単位分をWBT(Web-Based Training)とした広島大学の現状と効果に重きをおいてお話しさせて頂いた。
最後のしめは,ここ最近使っている”you can lead a horse to water but you can’t make it drink”とその別バージョンを使って,グローバル化に期待することを述べて終了。
質疑では,授業の内容や取り組みについての質問をいただいた。ま,山形大学での取り組みもよく知っているのでだけれど,その点について意見を求められたのは少し驚いたけど。
60分では伝えきれず,かなりスライドを飛ばしてしまったのは反省。恩返しのつもりでたくさん用意したのが裏目に出た。それでも,お伝えしたいことは伝えられたので良しとしよう。また呼ばれるように頑張ろう。