Bb9上でテストプールを作り,そこから出題したい

タイトル通り,「Bb9上でテストプールを作り,そこから出題したい」

ネックなのは,例えば,単語問題が1000問あり,100問ずつに区切って使いたい(1週間で100語ずつ覚えさせて,20問だけランダムに出題したい)のような場合,100語に区切ったcsvを10回アップロードするのは面倒だし,ミスの基。Bb9のテストにはカテゴリーが付与できるので,それを利用したい。以下,手順。

事前準備

  1. テストフォーマットに沿ってテストを作成し,Unicodeでtxtとして保存(フォーマットについては,過去記事参照)
  2. Bb9のコースツールから「テスト/アンケート/プール」を選び,「プール」から「プールの作成」
  3. プール情報を入力し,「送信」
  4. 「質問のアップロード」で作成したテストをアップロード
  5. 完了したら,プールができるので,できたプールの名前を選択し,下矢印がでたら編集を選ぶ
  6. 1つ目の質問文(項目)を選び,下矢印がでたら編集を選ぶ
  7. 画面下部に「カテゴリー」があるので,追加を押し,カテゴリー名を適当に入れ(1週目とかW1とか),送信
  8. 続けて,カテゴリーの区切れにある項目を編集していき,カテゴリー名を入れる
  9. 終わったら,画面右下のOKを押す

ファイルのエクスポートと編集(ファイルを編集して,カテゴリー名をすべての項目につける)

  1. プールからカテゴリー名を入れたプールを選び,下矢印がでたら,エクスポートを選び,ファイルを保存する
  2. zipファイルを解凍し,展開しておく。
  3. res00001.datの編集(このファイルは,カテゴリー名をコントロールしている)
    1. 形式:<CATEGORY id=”_4桁の数字_1″><TITLE>カテゴリー名</TITLE><TYPE>category</TYPE><COURSEID value=”_4桁の数字_1″/></CATEGORY>
    2. ここで,category idを確認しておく
  4. res00003.datの編集(このファイルでカテゴリーと項目を紐づけている)
    1. このファイルには,事前に作成したカテゴリー分(例えば,今回だと10カテゴリー)の情報が入っている
    2. 形式:<ITEMCATEGORY id=”_5桁の数字_1″><CATEGORYID value=”_4桁の数字_1″/><QUESTIONID value=”_6桁の数字_1″/></ITEMCATEGORY>
    3. 以下,エクセルなどで処理する。上記のイタリック部分の数値を変更して,全項目とカテゴリーを紐づけていく
    4. 説明を簡潔にするために,後ろのQUESTIONID valueから入力する
    5. QUESTIONID valueは,項目に対応した数字が入っている。例えば,1つ目の項目(1つ目のカテゴリーの最初の項目)は,15000が入っているとすると,2つ目の項目(2つ目のカテゴリーの最初の項目)は15100となる(各カテゴリーの項目は100であると想定)。つまり,このQUESTIONID valueが項目番号となる。したががって,15000~15099はカテゴリー1,15100~15199はカテゴリー2となる。必要な分(今回は15000~16000の1000項目)の数値を作成しておく。
    6. CATEGORYID valueには,res00001.datで確認したcategory idを対応する項目分入力(今回の例なら100項目)する。15000~15099はカテゴリー1なので,同じCATEGORYID valueを入れる。
    7. ITEMCATEGORY idには,このファイル内で使われている最大値+1を入力し,全項目分の下方コピーをしていく
    8. 上記のBで示した形式でセットが完成したら,それをres0003.datの<ITEMCATEGORIES>~</ITEMCATEGORIES>の間に,上書きし,保存する。
  5. res00002.datの編集(オプションの設定)
    1. Bb9でアップロードしたテストのオプションを一括で変える」で行った設定をするのであれば,このファイルで行う。
  6. すべて保存し,これらすべての含まれるzipを作成
  7. Bb9のコースツールから「テスト/アンケート/プール」を選び,「プール」から「プールのインポート」から作成したzipをアップロードすると,プールが完成する。

テストの作成

  1. 「教材」から「テスト/アンケート/課題」をクリックし,「テスト」を選択
  2. テストの追加画面で新しいテストの作成をクリック
  3. テストの情報を入力し,「送信」
  4. 「質問の再利用」から「質問セットの作成」を選ぶと新しいウィンドウが開く
  5. 左の「プール」から作成したプールを選ぶ
  6. 左の「カテゴリー」から出題範囲を選ぶ
  7. 質問が全部表示されていないといけないので,右の一番下にある「すべての表示」を押すか,「ページングの編集」で200項目を表示させるようにする
  8. 右の「質問文の横にある」□にチェックを入れ,「送信」
  9. 「質問ごとの点数」や「表示する質問の数:」を変更して,送信
  10. 質問セットを作り終えたら,右下の「OK」を押す。
  11. テストの追加から,「既存のテストの追加」にある,今作成したテストを選択し,「送信」
  12. テスト情報を入力し,「送信」で完了

 

個別にフィードバックをPDFで返却する

受講生のスピーチについては,他の受講生からのピア・フィードバックがあったほうが良いと思うので,Google Formを使って評価やコメントをしてもらい,それを後日,エクセルでまとめ,ワードの差し込み印刷で印刷したものを個別に配布している。授業の中で時間がないなどで個別に配布できない場合には,PDFにして,メールで送信している。Bb9上でやり方があればそれに移行したいのだけれど。さておき,その方法のメモ。

  • エクセルでまとめて,差し込み印刷まではこれまで通り(今後,時間があれば,メモを書くかも。)
  • 差し込み印刷時にPDFで印刷すると,個別の評価表はいった1つのファイルができる。受講生が20人であれば,20ページのPDF(例:SpEva.pdf)ができる。
  • できたファイルは,Acrobat DCでファイルの分割を行う。
  • するとSpEva_Part1.pdf~SpEva_Part20.pdfの20のファイルができる。
  • SpEva_Part1.pdfを「学生番号.pdf」にする
  • テキストファイルで,以下のように記述
    • ren SpEva_Part1.pdf 学生番号1.pdf
    • ren SpEva_Part2.pdf 学生番号2.pdf
    • pause
  • 保存後に,.txtを.batに変更
  • できた.batをSpEva_Part1.pdf~SpEva_Part20.pdfの入っているフォルダ内でダブルクリックすると,ファイル名が,学生番号1.pdf~学生番号20.pdfへと変わる。

とりあえず,この状態で,メールを作成して添付しまくる方法で配布。学生数が多い場合には,自動でできるように考えよう。

2016/3/24

3月があと1週間…春休み?春期休暇?ってなんでしょうかね。

授業準備でいろいととやっていますが,今日は,動画作成。学生さんへの説明の均一化と時短のために,動画を作って,うちのオンラインシステム(Bb9)に張り付けるという企画。試しに,2種類作ってみる。

一つは,パワポを自動送りにして,動画にするもの。やり方は,Officeのサイトでサクッと発見。
プレゼンテーションをビデオに変換する

BGMもついでに付けてみた。

スライドショー中に音楽を再生する

もう一つは,ブラウザ上での作業を録画して,動画として配信するパターン。

使ったソフトは,oCamというもの。操作が簡単でよろしい。

oCamのダウンロード(Vector)

動画を撮った後で,Windows ムービーメーカーで編集して,文字入れ。ここら辺は,昔,LETのワークショップで講師やったときに調べたので,何とかなった。ちょいと雑だけど。

これらのファイルをどーんとBb9にのせようとしたら,ストリーミング再生ができない。ダウンロードしての再生はもちろんできるけど…。ブラウザ変えても,プラグイン入れてもダメ。前にアップして見ることができた動画も見られない。どうもWinodws10になってからダメらしい。新入生が新しいPCでやってくることを考えると,厳しいな。

と思っていたら,同僚の先生からYouTubeにあげちゃうのは?という話があったので,YouTubeで試してみる。ログインして,アップするのは簡単。公開設定で,一旦,公開にして,Bb9からYouTubeを検索して,張り付けるまではOK。そのあと,非公開にしてみたら,案の定,動画が見つからない。限定公開なら良いので,限定公開でとりあえず乗り切ろうか。ま,公開して悪いものではないのだけれど,あとあと面倒なので。

YouTubeもいろいろ設定ができるなぁ。今度,これでワークショップでもやろうかね。

とまぁ,こんなことしていたら,半日掛り。

PowerPointでオーディオを複数回再生する

パワーポイントでは通常,オーディオの再生は1回ですが,繰り返して再生させる方法をメモしておきます。画面はPowerPoint2013です。オーディオの挿入とトリミングについては,こちらの記事を参照して下しださい。

*画像が見えにくい場合は,画像自体をクリックすると大きくなります。

1.すでにオーディオが挿入されているものとして,オーディオのアイコンを選択しておいて,画面上のリボンから「アニメーション」を選び,「アニメーション ウインドウ」を選択します。すると,右端に「アニメーション ウインドウ」が出てきます。ppt42. 「アニメーション ウインドウ」にある繰り返し再生させたいオーディオファイルの右にある下向きの三角(▼)をクリックする。出てきたものから「効果のオプション」をクリック。

ppt53. 出てきたウインドウで「タイミング」のタブを選ぶと,「繰り返し」が出てくるので,繰り返したい回数を選び,「OK」を押す。

ppt6

 

PowerPointで音声素材のトリミングをする

PowerPointで音声素材のトリミングをする方法。PowerPoint2013での操作です。

*画像が見えにくい場合は,画像自体をクリックすると大きくなります。

1. まずは,音声素材(オーディオ)の挿入。

ppt1

2. 画面上のスピーカーを選ぶと,上部に「オーディオツール」がでるので,「再生」タブを選ぶと,左に「オーディオのトリミング」があるので,クリックする。ppt2

3.画面中央に「オーディオのトリミング」がでるので,左の緑のバーで始点を,右の赤のバーで終点をスライドして,任意の始点終点を決定し,最後に,「OK」を押す。

ppt3

Excelを用いてBb9にテストをアップする

B9では様々な形式のテスト実施が可能であるが,テスト項目が多い場合にはオンラインで作業するよりも,オフラインで作業をして,テスト用のファイルを作り,それをアップロードするほうが手間がかからない。

アップロードできるテスト形式

以下のテスト形式でアップロードすることができる。(参考:広島大学ICT活用教育研究会 2013年度第3回Webテストの活用 隅谷孝洋 「Bb9におけるテスト機能」)

テスト形式 使用する省略形
選択問題 (択一) MC
選択問題(複数回答可) MA
短文問題 FIB
作文問題 ESS
穴埋め問題 FIB_PLUS
正誤問題 TF
文章完成問題 JUMBLED_SENTENCE
並べ替え問題 ORD
組み合わせ問題 MAT
数値問題 NUM
質問文作成問題  QUIZ_BOWL
ファイル提出問題  FIL
評価/リッカート問題  OP

注)二択問題,数式計算問題,画像の座標指定問題はアップロードでの作成はできない。

アップロードするエクセルファイルのフォーマット

ここでは,英語の授業でよく使う,選択問題(択一),作文問題,穴埋め問題,並べ替え問題,組み合わせ問題についてのみ,そのフォーマットを示す。

選択問題(択一):

フォーマット:MC | 質問文 | 解答 | correct or incorrect | 解答 | correct or incorrect | ….
例は単語テスト(日本語を与え,英語を選ぶ)
例:MC | information | 情報 | correct | 伝統 | incorrect | 差分 | incorrect | ….

作文問題:

フォーマット:ESS | 質問文 | 解答例 (なくても良い)|
例:ESS | 「今日は良い天気」を英語にしなさい | It’s a fine day today.|

穴埋め問題:

フォーマット:FIB_PLUS | 質問文 | 変数1 | 解答1| 解答2 | 変数2 | 解答1| 解答2 | ….
例:FIB_PLUS | It’s a [1] day [2]. | 1 | fine | good| 2 | today |

並べ替え問題:

フォーマット:ORD | 質問文 | 解答文 | 解答文 | 解答文 | 解答文 |…
例:FIB_PLUS | 「今日は良い天気 」| It’s | a | fine | day | today |
*解答文は正解となるように並べる。順序はランダムにBb9が並べ替える。

組み合わせ問題:

フォーマット:MAT | 質問文 | 解答文 | 一致する文 | 解答文 | 一致する文 |…
例:MAT | 英単語に合致する日本語を選びなさい| fine | 良い | day | 日 | …
*解答文と一致する文は1対1にする。順序はランダムにBb9が並べ替える。

エクセルファイルの保存

  1. 念のため,エクセルファイルのまま保存(あとで修正しやすい)
  2. 「名前を付けて保存」から「Unicodeテキスト(*txt)」で保存

ファイルのBb9へのアップロード

  1. 出題したい授業のコントロールパネルないのコースツールからテスト/アンケート/プールを選択
  2. 「テスト」をクリックし,「テストの作成」をクリック後,テストの名前や説明などを必要に応じて入力し,「送信
  3. 質問のアップロード」を選び,「参照」で作成した問題ファイルを選択質問ごとの点数を入力し「送信」。
  4. 問題の確認や質問ごとの点数を確認する。問題なければ「OK」。

Bb9での出題

  1. 教材」から「テスト/アンケート/課題」の「テスト」を選ぶ
  2. 「既存のテストの追加」から作成したテストを選び,「送信
  3. テストの実施条件などについての設定を行い,「送信