Lafuer (2023)

Laufer, B. (2023). Understanding L2-derived words in context: Is complete receptive morphological knowledge necessary?. Studies in Second Language Acquisition, 1–14. https://doi.org/10.1017/ S0272263123000219

本研究では、テキスト文脈における派生語の理解には、単語部分の完全な理解が必要かどうかを調査する。また、学習者の習熟度と文脈上の手がかりの機能として派生語の理解度を調べた。3つの習熟度レベルの90人の外国語としての英語学習者が、手がかりがない、統語的手がかりがある、統語的手がかりと意味的手がかりがある、という3つの手がかり条件を表す3回の連続テストに参加した。学習者は、非単語ステムと22の頻出接辞(stacement、gummfulなど)で構成される22の派生擬似単語の意味を答えなければならなかった。非語幹の意味は提供された。テストの得点は、3(習熟度)3(手がかり条件)の反復測定による分散分析で比較された。その結果、習熟度と手がかりの両方の変数の効果が示された。理解スコアが最も上昇したのは、統語的手がかりを加えた場合であった。この結果は、学習者の受容的形態素知識が完全でなくても、なじみのある基本語の派生形は理解できることを示唆している。