Excelである範囲から適当に単語などを持ってくる

分かりにくいタイトルですが,やりたいことは,

1)Sheet1に問題文として「I have a (  ).」がある.

2)Sheet2のA1~A90に単語が適当においてあるので,A1~A10で1つ,A11~A20から1つ…と言うように,A1~A90から9つの単語を選びたい。

3)正解の単語は,Sheet1のA2に”pen”として入れてあり,A3~A12までに選んだ単語を入れる。

【方法】

・A3に以下を入れる。

=INDIRECT(“Sheet2!A”&INT(RAND()/0.1)+1)

  • INDIRECTは,セルの参照を返す
  • INTは整数を返す
  • RAND()で乱数を発生させて,0.1で割ると0~10の乱数が発生する。0だと困るので,+1をして,必ず1以上が出るようにする。

・A4には以下を入れる(注:10*RAND()の部分は,RAND()/0.1と同じ意味になる)

=INDIRECT(“Sheet!A”&INT(10+(10*RAND())+1)

・A5は20,A6は30を入れていけばよい。


7月5日追記

INTを使うと小数点以下が切り捨てられてしまうので,場合によっては,最大値が出ないことになるので,例えば,round関数を使って,小数点第1位を四捨五入すると良いかもしれない。

=INDIRECT(“選択肢プール!A”&ROUND(11+10*(RAND()),0))

とする

 

Hernández, Costa & Arnon (2016). More than words: multiword frequency effects in non-native speakers

Hernández, Costa & Arnon (2016). More than words: multiword frequency effects in non-native speakers, Language, Cognition and Neuroscience, DOI:10.1080/23273798.2016.1152389

 

Abstract

英語の母語話者は複数の語からなる句(Multiword phrases)の頻度に敏感である。つまり,全ての語の頻度を統制したのちに実験をすると,より句として高い頻度のものをより速く処理する(例:高頻度:Don’t have to worry vs. 低頻度:Don’t have to wait)。さて,遅い時期に学習を始めた中級から上級の(英語)学習者(late English learners)もまた,大きな言語単位,ここでは4語の組み合わせ,の分布特性に敏感なのだろうか。本研究では,句性判断課題を用いて,学習者も英語母語話者と同様に,複数の語からなる句の頻度を処理していること示した。これは,頻度のより高い句に対してだけでなく,頻度の連続体を通して見られた。すなわち,英語母語話者と同様に,学習者も,より低い頻度の句とより高い(しかしそれでも頻度としてはまだ低い)句を比べた場合においても,複数の語からなる句の頻度効果を示した。加えて,この効果は英語の接触の種類(イマージョンか,教室内か)により変わるものではないことも示された。これらの結果から,遅い時期に学習を開始した言語使用者であっても,母語話者並みに,大きな言語単位の分布特性への敏感さを発達させることができることが示された。

 

2016/5/11

おおよそ1ヶ月ぶりの投稿。3月と4月の忙しさは半端じゃなかった。特に何をしたという記憶がないくらいに,ただただ通常業務に追われる日々でありました。この時期はそんな感じで過ぎていくものの,夏の学会発表への応募締め切りもあったりで,研究のことを頭の片隅で考えながら,日常業務をこなしていくのはなかなかしんどい。論文を読む時間が取れないので,当然,書く時間は取れず,しかしながら,手持ちのデータで学会発表までこぎつけないと研究から遠ざかるばかり。発表しようという気持ちがだけがどうにか研究活動を支えているような気がする。

授業の方もGWが終わり,本格的な感じになってきた。スピーキングのクラスは個人スピーチとグループ発表に向けて少しずつ加速して行く感じか。スピーチの基礎的なことはおおよそカバーしつつあるので,あとは各人に練習してもらい,出来を見るという感じ。

TOEIC関係の授業もそれなりに進んでいる。攻略法というよりも,どんな視点で繰り返し公式問題集を勉強するのが良いのかという話と単語テストで毎回が進んでいく感じ。答えも分かっている公式問題集の問題をランダムに出題して,8割以上を取れないと,やっぱり勉強してないよねー。という嫌がらせをいう授業。単位も出ない参加自由な授業なだけに,残っている人はやる気あるので,それぐらいは言いますよ。そして,授業出ているだけじゃ,得点は上がりませんぜ…というのも理解してもらわねば。

2016/4/10

もう4月!と言っていたら,もう10日。新学期も始まりました。準備していたら新学期がいつの間にか始まっていたという感じ。やったことといえば,

  • 教材の動画を作成し,アップロード
  • 初回授業用の単語テスト(1200人分くらい)
  • 初回の授業で配ってもらう資料(4種類×1200分くらいやら,3種類×400人分とか)

などなど,自分の担当していない授業の準備ばかりなり。

自分の授業としては,例年通り,個人スピーチとグループ・スピーチのビデオを撮影するのがメイン。まずは,明日の自己紹介から。英語でモデルを見せる…ようにがんばります。

2016/3/24

3月があと1週間…春休み?春期休暇?ってなんでしょうかね。

授業準備でいろいととやっていますが,今日は,動画作成。学生さんへの説明の均一化と時短のために,動画を作って,うちのオンラインシステム(Bb9)に張り付けるという企画。試しに,2種類作ってみる。

一つは,パワポを自動送りにして,動画にするもの。やり方は,Officeのサイトでサクッと発見。
プレゼンテーションをビデオに変換する

BGMもついでに付けてみた。

スライドショー中に音楽を再生する

もう一つは,ブラウザ上での作業を録画して,動画として配信するパターン。

使ったソフトは,oCamというもの。操作が簡単でよろしい。

oCamのダウンロード(Vector)

動画を撮った後で,Windows ムービーメーカーで編集して,文字入れ。ここら辺は,昔,LETのワークショップで講師やったときに調べたので,何とかなった。ちょいと雑だけど。

これらのファイルをどーんとBb9にのせようとしたら,ストリーミング再生ができない。ダウンロードしての再生はもちろんできるけど…。ブラウザ変えても,プラグイン入れてもダメ。前にアップして見ることができた動画も見られない。どうもWinodws10になってからダメらしい。新入生が新しいPCでやってくることを考えると,厳しいな。

と思っていたら,同僚の先生からYouTubeにあげちゃうのは?という話があったので,YouTubeで試してみる。ログインして,アップするのは簡単。公開設定で,一旦,公開にして,Bb9からYouTubeを検索して,張り付けるまではOK。そのあと,非公開にしてみたら,案の定,動画が見つからない。限定公開なら良いので,限定公開でとりあえず乗り切ろうか。ま,公開して悪いものではないのだけれど,あとあと面倒なので。

YouTubeもいろいろ設定ができるなぁ。今度,これでワークショップでもやろうかね。

とまぁ,こんなことしていたら,半日掛り。

2016/3/17

山形から帰広して以来,山形ロス状態であったのですが,それも癒えぬまま,出張と仕事で忙殺されている。その中でも,3月13日に参加した日英英語教育学会の地区研究会@青山学院大学はためになった。ちゃんと話ができる人のちゃんとした話を聞くのは,出張した甲斐に関わるのでとても大切。今回は満足。また,懇親会もこじんまりとして楽しかった。そして,紹興酒飲み過ぎた。

東京から帰って以降は,打ち合わせと次年度前期の授業準備なんかでもう大変。ふと気が付けば,前期の教科書指定もまだだった…。次年度まであと2週間くらい?うーん。

2016/3/9 (講演@山形大学)

3月9日に山形大学 基盤教育 英語FDにて「大学の国際化と英語教育」というお題で1時間ほどお話をさせていただいた。山形大学は私の前任校で,大学教員として初めて着任した大学であり,7年にわたり,先生方に鍛えていただいた。そもそも,着任した直後から,英語教育改革として習熟度別クラスやTOEICの導入などを他の先生方と協力してすすめ,英語FDというのも自分で提案し,他大学の先生をお招きする役もやっていた。その大学でお話しをするのは大変な名誉。

内容としては,広島大学での取り組みの紹介がメインとなったのだけれど,主に,「ターム制」および「学生の英語力向上の試み」をお話しさせて頂いた。「ターム制」については,現状では広島大学の教養教育としての英語科目では導入していないのだけれど,導入していない理由や問題点,今後,導入する場合の効果と問題点をまとめてお話しさせて頂いた。ちなみに,ターム制については,他大学で導入が進んでいるので,来年度は導入している大学に視察に行きたいと考えている。

「学生の英語力向上の試み」はカリキュラムの変遷,主に,6単位必修から8単位必修とした場合に,2単位分をWBT(Web-Based Training)とした広島大学の現状と効果に重きをおいてお話しさせて頂いた。

最後のしめは,ここ最近使っている”you can lead a horse to water but you can’t make it drink”とその別バージョンを使って,グローバル化に期待することを述べて終了。

質疑では,授業の内容や取り組みについての質問をいただいた。ま,山形大学での取り組みもよく知っているのでだけれど,その点について意見を求められたのは少し驚いたけど。

60分では伝えきれず,かなりスライドを飛ばしてしまったのは反省。恩返しのつもりでたくさん用意したのが裏目に出た。それでも,お伝えしたいことは伝えられたので良しとしよう。また呼ばれるように頑張ろう。

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